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■WSJ-アメックス7−9月期10%増益、貸倒引当金を積み増し10/23

ニューヨーク(ウォール・ストリート・ジャーナル)金融総合サービス大手のアメリカン・エキスプレス(アメックス)(NYSE:AXP)が22日発表した7−9月期決算は、消費者・企業とも支出が堅調で10%の増益となった。ただ、米カード事業部門の貸倒引当金を44%積み増している。貸し出しの伸びも一因だが、信用状態の悪化が広がっていることを反映している。

純利益は10億7000万ドル(前年同期は9億6700万ドル)、1株利益は90セント(同79セント)。純収入(総収入から利払い分などを差し引いたもの)は11%増の69億5000万ドル。トムソン・ファーストコールがまとめた1株利益のアナリスト予想平均は85セントだった。

決算は米株式市場の取引終了後に発表された。アメックスの通常取引終値は、前週末比0.24ドル(0.42%)安の56.87ドルだった。その後の時間外取引では上げに転じ、58.67ドルで取引されている。

貸倒引当金の積み増しは、ディスカバー・ファイナンシャル・サービシズ(NYSE:DFS)、ワシントン・ミューチュアル(NYSE:WM)、キャピタル・ワン・ファイナンシャル(NYSE:COF)など、多くのカード発行会社でとっている措置。資産評価損の計上や返済遅延が1年前に比べ増えていることが背景にある。1年前は、2005年10月に自己破産の基準を厳しくする法律が施行されたことに伴い、個人の自己破産申請件数が大幅に減っていた。

アメックスは、中核である米カード部門の貸倒引当金を前年同期の4億4200万ドルから6億3800万ドルに積み増したことについて、貸出残高の大幅増を要因に挙げた。だが一部のアナリストは、住宅市場に端を発した信用収縮がカード事業やその他の消費者金融事業にも急速に広がり始めていると警鐘を鳴らしている。


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